片手が不自由な人にとって、手紙やノートを書くのは少し大変です。今回は片手が使えないときに手紙やノートを書くときの工夫についてまとめてみました!
片手が使えないと字を書くのは大変!その理由は?

片手が使えなくても、利き手が使えるなら字を書くことはできます。しかし実は片手が使えない状況だと、字を書くのは想像以上に大変というのをご存知でしょうか?
なぜ片手が使えないと字を書くのが大変になるのか、その理由は主に3つあります。
大変な理由①紙やノートを固定できないから
字を書くときは書く方の手はペンを動かしますが、通常はもう片方の手は紙やノートを押さえて動かないように固定しています。
しかし片手が使えない場合は紙やノートを固定することができません。紙がズレてしまうと字を綺麗に書くのは困難です。
大変な理由②ペンを持つ手の力加減やコントロールが難しいから

片手が使えず紙やノートが固定できないときは、ペンを持つ手の力加減やコントロールも難しくなります。
思うように手が動かず、字が乱れたり筆圧がバラバラになったりして読みづらい字になってしまうことも少なくありません。
大変な理由②姿勢のバランスを取るのが難しいから
さらに片手が使えない状況では、座った姿勢のバランスを取るのが難しくなり、手がブレやすくなります。
若い方の場合は体幹がしっかりしているので比較的大丈夫ですが、高齢になると片手で字を書きながら真っ直ぐ座るのはかなり大変なのです。
片手でも手紙やノートを書きやすくする工夫やアイデア

上記のような理由から、片手が不自由になると、あまり字を書かなくなってしまう人も多いようです。時間ばかりかかって、しかも思うように書けないとストレスが溜まってしまうのは無理もありませんね。
しかし実は、ほんの少しの工夫やアイデアで、手紙やノートは片手でも非常に書きやすくなります。
書きやすくする工夫①バインダーなどに紙やノートを固定する

片手が使えない状況で紙やノートを固定できないときは、バインダーなどに固定するとズレなくなります。
挟む部分のバネの力が強い場合は指を挟まないように注意が必要ですが、しっかり固定すれば便箋など1枚ものの紙でも問題なく字を書けるようになります。
書きやすくする工夫②:閉じやすいノートは大きめのクリップで挟む

開いてもすぐに閉じてしまうタイプのノートを使うときは、開いた状態で大きめのクリップを挟んで留めておくと安定します。
閉じやすい文庫本や雑誌などを読むときにも使えるアイデアですね。
書きやすくする工夫③:リング状のノートを選ぶ

新しくノートを買うときは、リング状のノートを選ぶのもおすすめです。
リング状のノートは開いた状態で安定するので、閉じてしまう心配がありません。またリング部分が滑り止めになり、片手でも字が書きやすくなります。
書きやすくする工夫④:サイズが大きめのノートを使う
また、片手が使えないときはサイズが大きめのノートを使うのがいいでしょう。
小さなメモ帳や手帳などは片手で扱いづらく、字も小さく書かなければいけません。うまく固定できない状況で小さな字を書くのは想像以上にストレスがたまります。
書きやすくする工夫⑤:滑り止めマットを敷く
ノートがズレてしまうのを防ぎたいときは、シリコンやゴム製の滑り止めマットを敷くのもおすすめです。
滑り止めマットは100均などでも売ってますが、サイズは紙やノートよりも大きめの方が使いやすくなります。
書きやすくする工夫⑥:持つ部分が太いペンを使う
片手が不自由だと書く方の手指にも負担がかかりますね。握力が弱い人は、持つ部分が太いペンを使うと少し書くのが楽になります。
書きやすくする工夫⑦:今あるペンの持つ部分を太くする
わざわざ新しいペンを買わなくても、アイデア商品を使えば今あるペンの持つ部分を太くすることも可能です。
まとめ:片手でも楽しく字を書く習慣を続けましょう!

手指を動かして字を書くのは、脳への刺激にもなります。工夫とアイデアを活かし、片手でも楽しく字を書く習慣を続けてくださいね。



