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【尊厳を守るためのトイレ動作】自分でできることを増やすアイデア

生活の工夫や知恵
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手足が不自由な方はトイレで介助を受けている方も多いですね。今回はトイレで用を足すときに「自分でできることを増やす工夫」について紹介します。

はじめに:トイレ動作は日常生活の中でも大きな課題の1つ

半身麻痺などがある方にとって、トイレ動作は日常生活の中でも大きな課題の一つです。排泄というプライベートな行為を自分で行えるかどうかは、本人の尊厳や自立度に大きく関わります。

やはり介助を受けながらでも「自分でできる」を増やすことは、心身のリハビリにもつながりますね。

今回は半身麻痺などのある方がトイレ動作で少しずつ自立を進めるための工夫や、環境づくりのポイントについて紹介します。

トイレ動作のアイデア①自分で拭き取れるように

トイレの介助では、用を足した後の拭き取りがあります。とても大切なことですが、なるべく自分で拭き取れるようになると自信に繋がりますね。

自分で拭き取れるようになるためのアイデアをご紹介します。

アイデア①あらかじめペーパーを切って準備しておく

手が不自由な場合は、トイレットペーパーをホルダーから巻き取るのも大変です。

ペーパーホルダーまで手が届いても、掴んだペーパーをうまく切れなかったり、身体のバランスが崩れてしまったり、トイレットペーパーを切るのは簡単ではありません。

そのため、あらかじめペーパーを切って準備しておくとサッと手に取って拭き取ることができます。

容器にティッシュのように畳んで入れておき、手が届きやすい場所に置いておくと便利ですね。

アイデア②拭き取れたか確認できるように鏡を設置する

排泄後にお尻を拭くときは、自分で確認するのが難しい場合もあります。

そんなときはトイレの後方に鏡を設置すると、少し振り返っただけで拭き取れたか確認できるようになります。

この鏡を置くというアイデアは、実は抵抗がある人もいるようなので万人向けではありません。鏡を使ってまで排泄後の確認をしたくないという人もいます。

よって、時間がかかっても自分できちんと確認したい人におすすめのアイデアですね。

アイデア③お尻を拭くための補助具を使う


介助なしでお尻を拭くための補助具なども販売されています。

お尻まで手が届かない人でも、この道具を使えば自分で拭けるようになります。ペーパーの捨てやすさなどもよく考えられていて、排泄後の「困った!」を解決してくれる便利グッズです。

少し出費はかさみますが、何度も繰り返し使えることを思うと決して高すぎる価格ではありません。

脱ぐのは介助が必要かもしれませんが、用を足した後に自分でズボンと下着が履けると嬉しいですね。

アイデア④ウォシュレットを活用する

高齢になるとウォシュレットに抵抗があって使わない人もいます。

しかし先に水で流しておくと拭き取りがとてもラクになるので、自宅のトイレに付いているなら使った方がいいですね。

ウォシュレットの水流は弱めに、温度は少しぬるめにしておくと、肌への刺激も少なくなります。

トイレ動作のアイデア②衣服の上げ下げをラクに

まずは衣服の上げ下げをラクにするアイデアを紹介します。安全性を考慮して、絶対に無理をしないように試してみてください。

アイデア①ズボンに輪っか(持ち手)を付ける

ズボンや下着に輪っか(持ち手)を付けておくと、その輪っかに指を引っ掛けて持ち上げやすくなります。

輪っかを付けるのは家族などのお手伝いが必要ですが、それほど手間ではありません。まず1枚だけ輪っかを付けてみて確かめてみてくださいね。

アイデア②履きやすいズボンにする


ズボンはピッタリサイズのものよりも、ゆったりした履き心地のズボンや、リハビリ用に開発された履きやすいズボンにするのもおすすめです。

お尻に引っかからないのでスルッと引き上げることができて、ストレスを感じることがありません。

まとめ:工夫とアイデアでトイレ動作をサポート!

トイレでの動作は、日常生活の中でも「自分らしさ」と「尊厳」を守る大切な行為です。

身体が不自由でも、工夫とアイデアで自分の力でできることを少しずつ増やすことができますので、ぜひ試してみてくださいね。