お味噌汁などを入れるお椀は、手が不自由だと安定して持つのが難しい場合もありますよね。今回は安全で使いやすい持ち手付きのお椀を紹介します!
持ち手付きのお椀のメリットは?
利き手でお箸を持つ場合、もう片方の手でお椀を持って口元まで運んで使うのが一般的ですね。
しかしながら、手が不自由な人にとって、あの形は残念ながら使いやすいとは言えません。
なぜなら通常のお椀は指をかける部分がないので滑りやすく、不自由な手では持ち上げるだけでも難しく、とてもストレスになってしまうからです。
そんな不便を解消するために開発されたのが、持ち手付きのお椀です。持ち手付きのお椀には次のようなメリットがあります。

メリット①片手でしっかり口元まで運べる
まず持ち手付きのお椀の最大のメリットは、片手でもしっかり持てるということです。
片麻痺などがあると、片手でお椀全体を底から持ち上げるのはとても難しくなりますが、持ち手があると指をかけて安定して持つことができます。
汁物は液体なのでお椀も重くなりますが、持ち手があればラクに口元まで持っていけます。
メリット②熱い汁物でも安全
持ち手があるお椀は熱い汁物を入れたお椀でも安全に楽しめます。通常のお椀は側面を手で持つと熱が伝わってきますが、持ち手があるお椀なら熱を感じることはありません。
手が不自由な人は熱い!と思ってもすぐにお椀を置くことはできない場合もあるので、熱が伝わらない持ち手があるのはとても安全です。

メリット③滑りにくくてこぼしにくい
また手が不自由な人はお椀を持ち上げたときに力が入らず、滑ってこぼしてしまうこともありますが、持ち手があれば滑りにくいというのもメリットです。
こぼすことが多くなると介助が必要になりますが、持ち手があれば少し時間がかかっても自分で食べられるようになります。
自分のペースで自由に食べられるのは幸せなことですね。
おすすめの持ち手付きのお椀5選
持ち手付きのお椀はネット通販でも購入可能です。いろんなタイプがありますが、おすすめの商品を5つ紹介します。
おすすめの持ち手付きのお椀①高級感がある和食器タイプ
高級感があるシンプルな和食器タイプのお椀は、日本の食卓に馴染みやすく使い勝手も抜群です。
お味噌汁などを入れると、いつもより一層おいしく感じられそうですね。
【特徴】・容量480ml ・電子レンジOK ・食洗器OK ・カラーバリエーション1色 ・素材はプラスチック ・日本製
おすすめの持ち手付きのお椀②カラフルな洋食器タイプ
洋食器タイプの持ち手付きのお椀です。目に優しいナチュラルな2色使いのデザインで、シチューやスープを入れるのにも最適ですね。
朝食にシリアルを食べるときにもピッタリです。オシャレな食器を使い人にもおすすめですよ。
【特徴】・容量460ml ・電子レンジOK ・食洗器OK ・カラーバリえーション4色 ・重ねて収納OK ・素材はPET樹脂 ・日本製
おすすめの持ち手付きのお椀③軽くて割れにくいタイプ
軽くて割れにくいこちらのお椀は、指先に力が入りにくい人でもラクに持てるのが人気です。
内側には撥水加工も施されていて、料理がこびりつきにくく食べやすい点もポイント。
電子レンジや食洗器も使えますし、適度にコンパクトで飲み物を入れて温めるのにも最適です。
【特徴】・容量320ml ・電子レンジOK ・食洗器OK ・カラーバリえーション4色 ・重ねて収納OK ・素材はPET樹脂、ABS樹脂 ・日本製
おすすめの持ち手付きのお椀④モダンな木製の北欧タイプ
和食器は木目で渋いデザインが多いですが、モダンな北欧タイプも人気です。
ブラック&ブラウン、ホワイト&ブラウンで夫婦茶碗のように使い分けるのもいいですね。
オシャレな食器を使えば食事の楽しさも際立ちます。
【特徴】・容量(記載なし) ・電子レンジOK ・食洗器OK ・カラーバリエーション2色 ・重ねて収納OK ・素材はPET樹脂・ABS樹脂・ウレタン塗装
おすすめの持ち手付きのお椀⑤フタ付きタイプ
フタ付きのお椀は、先に料理を並べておきたいときや、冷蔵庫で保管するときなどに便利です。
また食事を一時中断するときも、フタがあればラップをするよりも簡単に密閉できて、ほこりやゴミが入るのも防げます。
洗えば何度も繰り返し使えるので、使い捨てのラップを使うよりも経済的です。
【特徴】・容量(380ml) ・電子レンジOK ・食洗器OK ・全8種類(フタ付きは桜の朱と黒の2種) ・素材はPET・ABS樹脂・塗はウレタン(抗菌塗装)・フタはポリプロピレン素材・BPAフリー ・日本製
持ち手付きのお椀の選び方
食べやすさや安全性を考えると、手が不自由な方には持ち手付きのお椀はとても使い勝手が良い商品なのは間違いありません。お椀を選ぶときのポイントは次の通りです。

①素材で選ぶ(電子レンジ可など)
取っ手付きのお椀は、通常のお椀のようにいろんな素材の商品があります。日常的に使いたい場合は、できれば電子レンジ対応の商品を選ぶのがおすすめです。
フタなどの付属品があるときは、フタもレンジ対応かしっかりチェックしてみてください。
②軽さで選ぶ
お椀は素材によって重さが異なります。保温性に優れている陶器のお椀は重く、手が不自由な人にとっては負担になってしまうかもしれません。
持ち手付きのお椀は、軽い力でも楽に口元まで運べるように、なるべく軽いものを選ぶのがおすすめです。

③デザインで選ぶ
素敵なデザインの食器は、料理がさらに美味しそうに見えます。
木の食器は温かみがあり、お味噌汁やお吸い物を入れるのに最適ですし、メラミン性の食器はポトフなどの洋風スープを入れるのに向いていますね。
シンプルなデザインなら季節や料理の内容も選ばず、和食にも洋食にも使えます。
④大きさ(容量)で選ぶ
持ち手付きのお椀は大きさもいろいろあります。小食の女性なら小さめのお椀、たくさん食べる男性なら大き目のお椀を選ぶのもポイントです。
ただし大きなお椀にたくさん汁物を入れると重くなるので、手が不自由な方は小さめのお椀でお代わりをする方が食べやすいかもしれません。
使う人の身体状況に合わせて選ぶことが大切です。
⑤洗いやすさで選ぶ
食器は毎日使うので、洗いやすさも重要です。食洗器を使っている人は、食洗器対応のお椀を選んだ方がいいでしょう。
手が不自由な人は洗い物も重労働になりますので、洗いやすいに越したことはありません。
手軽に毎日の食事に使いたいときは、複雑な飾りがついているものよりシンプルで丈夫な作りのお椀を選ぶのがいいでしょう。
⑥収納のしやすさで選ぶ
食器の収納スペースに限りがあるときは、お椀も重ねて収納したいですよね。
持ち手付きのお椀は少し幅があるので、持ち手部分も重ねられるものなら省スペースでたくさん収納できます。
上記のようなデザインならかさばらず収納できるので、メニューに合わせて色違いで複数購入したいときにもおすすめです。
まとめ:持ち手付きのお椀で自由に食事を楽しみましょう♪
持ち手付きのお椀は、手が不自由な人でも使いやすいアイデアグッズです。
お気に入りの使いやすいお椀があれば食事の時間がもっと楽しみになること間違いなし!
普通のお椀で使いづらさを感じている方は、ぜひ持ち手付きのお椀を購入してその使いやすさを確かめてみてくださいね。

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