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【介護における小さな発見】③母が他人から言われてショックだった言葉とは?

コラム:介護における小さな発見
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母と話をしていて、半身麻痺になってから他人から言われてショックだったことは?という話題になりました。母のリアルな本音が垣間見えました。

半身麻痺になった母が他人から言われて傷ついた言葉とは?

母

体が不自由になってから大変なことはいろいろあるけど、

やっぱり他人から心無い言葉をかけられるのはツラいね…。

いとり
いとり

たとえば?どんなこと言われてショックだったの?

母

そうだねぇ。たとえば自分のこととか家族の事とかね。

いとり
いとり

私も誰かと話すときに注意したいから、教えてほしいな。

こんな感じで母がゆっくり話してくれたのですが、母が他人から言われて傷ついた言葉を簡単にまとめると、こんな感じです。

  • 「脳出血?不摂生してたからでしょ。」
  • 「若い頃はタバコもお酒も好きだったんでしょ?そりゃそうなっても仕方がないわ」
  • 「半身麻痺になるくらいなら、私だったらそのままポックリ逝きたいかも」
  • 「まさかあの元気なあなたがこんなになっちゃうとはねぇ」
  • 「世の中には70代でも80代でもバリバリ元気な人もいるのに。かわいそうねぇ。」
  • 「娘さんにも迷惑かけて。ツラいわね」
  • 「麻痺ってリハビリで良くなるんじゃないの?」
  • 「麻痺が治らないのは本気でリハビリしてないからじゃないの?」
  • 「こんなこともできないの?」
  • 「トイレとかお風呂で介護されるのは嫌じゃないの?」
  • 「いいわねぇ。毎日施設でのんびり暮らせて」
  • 「私なんか仕事で毎日ヘトヘトよ。あなたが羨ましいわ」

一度に言われたわけではなく、いろんな人に言われた言葉のようです。

母は軽い認知症が始まっているので、最近は何でもすぐに忘れてしまうのですが、心にグサッと突き刺さった言葉はよく覚えています

どれも雑談の中で笑いながら言われた言葉だと教えてくれましたが、私は聞いていて切なくなりました。

おそらく相手は意地悪で言ったわけではないし、その場のノリで軽い気持ちで口から出た言葉だと思うのですが、言われた母は何も言い返せないほどショックを受けたのです。

この母との会話で、私は会話の難しさを改めて実感しました。

相手を傷つけるつもりがなくても、小さな言葉1つがその人にとっては忘れられない言葉になることもあると。

優しい言葉を選んでも、相手の状況や気持ち次第で、それは優しい言葉ではなくなってしまうこともあります。他人ではなく相手が家族でも、それは一緒ですね。

母のように半身麻痺の症状がある人に限ったことではありませんが、誰かと会話をするときは、自分の言葉が相手を傷つけないか、よく考えて話をしなければいけないなと思った出来事でした。

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