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【体験談:脳出血の後遺症で排尿困難→数年後に機能回復】第2話

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脳出血で手術を受けた数ヶ月後に病院を退院した母ですが、排尿困難の症状は改善せず。感染症などもあり、かなりストレスのある生活を送っていました。

数ヶ月経っても2年経っても機能は回復せず

最初に倒れて入院していた病院を数ヶ月後に退院するときは、機能はまったく回復していませんでした。

母は車椅子に座れる状態にまでなっていましたが、排便はおむつに、排尿は尿カテーテルとバルーンで管理されていました。

当時は母の体のことを考えると、それが当たり前だと思っていて、特に何も説明を受けなかったのですが、おそらく機能は回復していなかったのだと思います。

その最初の病院を退院して、次は一時施設に入所したのですが、そこの主治医さんは「カテーテルを交換するときにしばらく待ってみて、尿意を感じてくれたら機能は回復しているかもしれない」と言ってくださり、入所していた2年間の間に何度か試してみてくれたようです。

しかし母はまったく尿意を感じなかったようで、機能は回復していませんでした。

時々、感染症などで体調が悪くなったり、カテーテルを通す部位に痛みや腫れが出たり、管がねじれてうまく排尿できていなかったり、などのトラブルもありました。

車椅子に乗って移動するときも、常にカテーテルが絡まないように注意し、背後には尿を溜めておくバルーン(排尿袋)をぶら下げている状態でした。

体調が良いときは意識もしっかりしていたので施設の周辺をお散歩に出たりしていたのですが、そのバルーンを見られるのが恥ずかしいというので、目隠しのためのカバーを作ったり、市販品のものを買ったりしていました。

売ってる商品はこんなやつです↓



他にも、もう少し気軽に使えて価格が安いものでは、こんな商品もあります。



最初はこんな商品が売ってるのを知らなくて、裁縫が下手な私なのに布を買ってきて手作りしたりしてました(笑)

かなり不格好でしたが、とりあえず尿の入った袋が見えなかったらいいという感じで使っていたのですが、ネットで売っているのを見つけたときは感動しました。

やはり排尿に関することなので、人目を気にしている人も多いんだろうなと思います。アイデアグッズというほどのものではありませんが、尊厳を保つためのグッズとして、とても重要でありがたい商品だと思います。

ちなみにバルーンは医療器具なのでかなり丈夫な袋で破ける心配はなかったのですが、尿の匂いは気になりました。

収納バッグは匂いもある程度は密閉してくれていると思うのですが、母は必要以上に気にしていました。

食事をする喫茶店やレストランには行きたがらず、理由を聞くと「車椅子は迷惑をかける」「匂いで周りの人が嫌な思いをするから」と話していたので、介護者が思う以上に本人はとても繊細にストレスを感じていたのだと思います。

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